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DQキャストインタビュー

あっという間に、もうすぐ5月です。イギリスで作られた衣裳もぞくぞくと届き始め、リハーサルも佳境に入ってきました。
今回は、主要キャストに話を聞きました。なんと全員が初役!それぞれのドラクエへの想いを話してくれました。

【白の勇者】加藤大和
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白の勇者:加藤大和

今回演じる白の勇者は他にはない要素がつまった役だと思います。役作りの上で参考にしていることや苦労している点などを教えて下さい。

加藤 小学生の頃からドラゴンクエストが大好きでゲームは全作やり込んでいるので、色々な勇者を頭の中で組み合わせつつ、自分なりの勇者を作り上げようと研究しています。
やはりマイムは苦戦していることのひとつです。見方は人それぞれで、もちろんベースとなるストーリーも大事なのですが、僕は白の勇者の成長物語でもあると思っています。どう表現したら作品の中でレベルアップしていく白の勇者を演じれるか、立ち振る舞いの差であったり、表情の付け方だったり、色々と試行錯誤を繰り返しています。観てくださる方を惹きつけるような魅力のある白の勇者を演じたいと思っています。

バレエ「ドラゴンクエスト」の見どころは何でしょう?

加藤 バレエを観たことない人でも楽しめる内容であり、特にバトルシーンは迫力があり僕も好きなシーンです。あとはすぎやま先生の素敵な音楽を聞けるのも見どころのひとつだと思います。

公演に向けて、意気込みをお聞かせください。

加藤 今回装置と衣装が一新され、また新しいドラゴンクエストになるので、観たことがある方も初めて観る方も色々な楽しみ方ができる作品になっています。ダンサー一丸となって作品を良いものにしようとリハーサルを重ねているので、ぜひ劇場に来てください!お待ちしています。

【王女】渡辺恭子
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白の勇者、王女:渡辺恭子

王女役は初めてですが、どのような気持ちでリハーサルに臨んでいますか?また、王女はどのような役どころなのでしょうか。

渡辺 初めての王女役はとても楽しみです。この作品はゲームからキャラクター達が出てきたように感じるのも面白いですし、同時にバレエらしいドラマのある作品にも仕上がっています。いつもホロリと涙が出そうになってしまうシーンもあります。
人間関係を見せていく大事な役のひとりが王女です。それぞれの人間関係、ドラマをしっかりお伝えできるよう、日々のリハーサルで研究しています。

演じるにあたり、難しさを感じるところはありますか?

渡辺 バレエの物語に出てくる「姫」像とはまた少し違った姫という役作りは、ある意味自由であるため難しいです。そして衣裳や装置などが一新するのは楽しみな反面、前もった準備はあまりできないので、不安を感じる部分でもあります。今は色々な想定をしながら準備していきたいと思っています。

バレエ「ドラゴンクエスト」をどのような方に観ていただきたいですか?

渡辺 まだまだ日本ではバレエ公演というと敷居が高いと思われている部分もありますが、ドラクエという幅広い世代に愛されているゲームを通して劇場に足を運んでくださる方が増えることを願っています。

【黒の勇者】吉瀬智弘
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黒の勇者:吉瀬智弘

前回の白の勇者に続いて、今回は黒の勇者を演じられます。黒の勇者を踊ってみたいという思いはありましたか?

吉瀬 初めて観たバレエがこのドラゴンクエストでした。子供の頃から好きな作品で、子役で出させていただいた時に黒の勇者を演じていた長瀬伸也さんを見て、いつか黒の勇者を踊ってみたいと思っていました。

バレエ版ドラゴンクエストの見どころは何だと思いますか?

吉瀬 バレエ作品の中で、剣を持って戦うというシーンを演じることはなかなかないので、バトルシーンをぜひ楽しんでいただきたいです。

バレエ「ドラゴンクエスト」はどのような方に観ていただきたいですか?

吉瀬 たくさんの方に観ていただきたいですが、僕は特に男の子に観てほしいです。バトルシーンのようなカッコイイ場面も多く、男の子がより楽しめる作品となっています。自分も冒険しているかのような気持ちになってもらえると思います。

【伝説の勇者】大野大輔
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伝説の勇者:大野大輔

バレエ「ドラゴンクエスト」は、バレエ団にとってどのような作品だと思いますか?

大野 この作品はもっともスターダンサーズ・バレエ団らしい作品だと思います。創設者の太刀川先生の理念であった「日本オリジナルのバレエ作品を創る」という想いを表した作品であり、ゲームをバレエ化したという作品は世界を見渡しても他にはないと思います。
今回はさらに、ディック・バードさんのデザインという新しい風が入ってきて、どう進化していくのか自分自身とても楽しみにしています。

バレエ版ドラゴンクエストの魅力は何でしょうか?

大野 見どころはありすぎてなかなかひとつに絞る事は出来ませんが、、、まずあの素晴らしい音楽で踊れることはとても幸せです。ゲームのドラゴンクエストは新作がでるたびに必ずやっていて音楽にも馴染みがあるので、自分もゲームのキャラクターのひとりと思って踊っています。
今回で3回目の出演になるのですが、初めて出演するダンサーたち(主に男性ですが、、、)が目をキラキラさせながらリハーサルに望んでる姿がとても印象的です。僕達男性ダンサーが活躍できる部分が多いことも男性ダンサーには魅力的ですね。他のバレエ団の男性ダンサーもバレエ「ドラゴンクエスト」を踊ってみたいという人は多いです。
今回踊る「伝説の勇者」という役は、役そのものが魅力的です。質実剛健という言葉があてはまるようなキャラクターで、素晴らしい先輩ダンサー達が踊ってきた役を自分も演じられるのは幸せです。
まだリハーサル段階ですが、最初の王宮の場面で白の勇者とやりとりをするシーンが印象的です。そんなに長くはないのですが、伝説の勇者の想いを白の勇者へ伝えるこの部分は、バレエの中でとても大事な場面になっていると思います。
白の勇者を演じる加藤君も初めての役なので、色々話し合いながらリハーサルに臨んでいます。加藤君のことは彼が中学生の時から知っていて、作品を通して色々な想いを伝えられるかなと思っています。

公演に向けて、メッセージをお願いします。

大野 ありきたりですが、多くの方に劇場に観にきていただけたら嬉しいです。劇場に遅れてきてしまった人でも、舞台を観れば物語が自然と理解できる作品こそ素晴らしい作品だと僕は思っているので、このバレエ「ドラゴンクエスト」はうってつけの作品だと思います。ぜひ白の勇者と一緒に冒険の旅に出てみてください。

【戦士】西原友衣菜
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戦士:西原友衣菜

今回演じるのは女性の戦士ですが、役作りにはどのように取り組んでいますか?

西原 初めて演じるキャラクターなので、正直なところ葛藤し、苦戦しています。まず今回新しく投入された武器である「ムチ」の使い方がとても難しいです。踊るときと戦うときのムチの振り方を使い分けるのが難しく、リハーサル中何度も自分の顔や足に当たりながら練習しています。それから演技や格闘シーンでは、どうやったら男まさりな戦士に見せることができるのか、男性にアドバイスをもらいながら研究しています。

バレエ「ドラゴンクエスト」の見どころは何でしょう?

西原 好きなシーンは魔宮の場面です。ドキドキヒヤヒヤしながら毎回見入ってしまう...。特に、黒の勇者と白の勇者が過去の出来事を知り、共に魔王に向かっていくシーンは、迫力があってとても見応えがあります。

公演にいらっしゃるお客様にメッセージをお願いします。

西原 今回、衣装や舞台装置の舞台美術を一新し、さらに振付にも手が加えられた新しいドラゴンクエストに私もドキドキワクワクしています。ぜひお客様も一緒に、生まれ変わったドラゴンクエストの世界を楽しんでいただきたいと思っています。

ありがとうございました!
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