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誕生から22年。バレエ「ドラゴンクエスト」


バレエ団スタジオでは、5月に上演されるバレエ「ドラゴンクエスト」のリハーサルが始まっています。

コンピューターゲームソフト「ドラゴンクエスト」が生まれたのは1986年。
プレイヤー自身が物語の主人公になるロールプレイングゲーム(RPG)というジャンルは今ではお馴染みですが、アクションゲームがほとんどであった当時はプレイヤーたちに大きな驚きを与えました。シリーズを重ねるごとにファンが増え、今や国民的ゲームとなっているドラゴンクエスト。昨年2016年にゲーム生誕30周年を迎えたことは、多くのメディアでも取り上げられました。

そのドラゴンクエスト(DQ)がバレエ作品としてスターダンサーズ・バレエ団(SDB)のレパートリーに加わったのが1995年。なんと今年で22年になります。(ブログのトップ画像は1995年の公演より)
きっかけは、音楽評論家の佐野光司さんと音楽家のすぎやまこういち先生にDQをバレエ化してくれないか?とのお話をいただいたこと。

200402.DQ.116(c)Takeshi Shioya〈A.I Co.,Ltd.〉

白の勇者:西島千博 トルネコ:高谷大一(2004年)

元々DQファンだったSDB振付家の鈴木稔はこれはぜひやりたい!と飛びついたといいます。しかし、振付や演出、構成段階ではなかなかスムーズに進まなかったとか。

ゲーム全般に対するアンチな意見も多くあった当時、純粋なゲームの世界を描くか、現実世界からみるゲームをテーマにするか、作品の方向性について様々な葛藤があり制作チームは何度も議論を重ねたといいます。

迷いが生じ、すぎやま先生に「やめます」と辞退を申し出た鈴木に対して、すぎやま先生はその迷いを吹き飛ばすかのように「くじけるな!」と言ったそうです。周囲の意見は気にしなくてよいと励まされ、その結果今のDQバレエが生まれたのです。

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トルネコ:高谷大一(2004年)

初演時にはゲームのコスチュームを着て劇場にいらっしゃるお客様も多く、DQの影響力を思い知ったと話すのは、総監督の小山久美。
テレビ番組「進め!電波少年」のアポなし訪問で、タレントの松村邦洋さんが大きなスライム(※)をかぶって「僕が舞台に出てもいいですか?」と舞台稽古中に訪ねてきたというのも、そんな影響力を表すエピソードです。

※バレエ「ドラゴンクエスト」にスライムは登場しません。

バレエ「ドラゴンクエスト」の魅力のひとつは、その音楽。DQファンはもちろん、誰もが一度は耳にしているあのファンファーレで幕が上がります。フィナーレで使われている『結婚ワルツ(V)』は、バレエの雰囲気に合わせてすぎやま先生がアレンジしてくださったもの。他にも、バレエのためだけに作られたオリジナル曲もあります。DQファンの方は、ゲームの音楽と聞き比べてみるのも楽しいかもしれません。

201402_413.©takeshishioya(A.I Co.,Ltd.)

酒場の女将:天木真那美 白の勇者:吉瀬智弘(2014年)

これまでに、国内外合わせて20回以上の上演を繰り返してきたバレエ「ドラゴンクエスト」。今回はじめて舞台装置と衣裳を一新し、振り付けにも手を加え新たに生まれ変わります。舞台美術を担当するのは、鈴木稔版「くるみ割り人形」や「迷子の青虫さん」でもおなじみ、ディック・バードさん。次はどんな新しい世界を見せてくれるのか、バレエ団もわくわくしています(今後ブログで製作の様子を公開予定!)。

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ディックさんのアイディアを聞くダンサーたち。

観たことがある方も、初めて観る方も、子供から大人までが楽しめる舞台を、ぜひ劇場で体験してください。

◆2014年バレエ「ドラゴンクエスト」

こちらは2014年の公演より。今回どう変わるのか…!

 
 
バレエ「ドラゴンクエスト」
5月13日(土),14日(日) 14:00開演
テアトロ・ジーリオ・ショウワ
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